iPhoto'11 9.4.2アップグレード
2013-02-03 22:11:38
はじめに
iPhoto'09 8.1.2を使っていて機能的に不満は無く、数年使っていた。ところが最近買ったデジカメE-PM1の動画フォーマットAVCHDに対応していないことだけが残念。最新版であるiPhoto'11 9.4.2はAVCHDに対応しているらしいのだが、AppStoreでのレビューは★ひとつばっかり。旧バージョンから引き継いだ写真のライブラリが見えなくなるんだとか。いささか不安ではあったが、AVCHDに対応しているという一点だけでアップグレードすることにした。
要約
AppStoreの評判は本当。操作を誤ると写真が消える。
ただしいアップグレード
- iPhoto.appと~/PicturesにあるiPhotoライブラリを別のディスクにコピーする。
- iPhotoライブラリのパッケージ内にOriginalsフォルダがあるので、これを別フォルダへコピーする。
- iPhotoライブラリをリネームする。
- AppStoreでiPhoto'11にアップグレード
- iPhoto'11を起動。ライブラリは新規作成。
- ライブラリに写真を追加する。先のOriginalsフォルダを指定する。写真を読み込み終わってから、終了中ですというメッセージでしばらく(1時間以上?)止まるように見えるが、辛抱強く待つと終わる。
経過
- AppStoreからiPhoto'11にアップグレード。iPhoto'11を実行するとライブラリをアップグレードさせられる。
- ライブラリのアップグレードで数時間待つと「iPhotoが予期しない理由で終了しました。」というメッセージとともに異常終了する。
- iPhoto'11を起動すると、サムネールが表示されない。
- iPhoto'11をOption+Commandで起動し、サムネールを再構築 → サムネールが表示されない。
- iPhoto'11をOption+Commandで起動し、データベースを修復 → このフォトライブラリの一部ではない写真がiPhotoライブラリで16036枚見つかりました。それらを読み込みますか → はい。途中でキャンセルしたらiPhotoライブラリが1/10くらいのサイズになり、写真ファイルが消えてしまっていた。
- iPhoto'09のiPhotoライブラリをバックアップからもどして、iPhoto'09 8.1.2 でOption+Commandライブラリを修復 → "iPhoto Library"フォルダ内のリンク切れ写真を回復 → iPhotoライブラリのファイルのアクセス権を検証して修復 →
- 再度iPhoto'11を起動し、ライブラリのアップグレード → 「iPhotoが予期しない理由で終了しました。」
- iPhoto'11を起動すると、サムネールが表示されない。
- iPhoto'11をOption+Commandで起動し、サムネールを再構築 → サムネールが表示されない。
- iPhoto'11をOption+Commandで起動し、データベースを修復 → このフォトライブラリの一部ではない写真がiPhotoライブラリで16036枚見つかりました。それらを読み込みますか → はい。こんどは辛抱強く待ったら正常終了した。→ こんどはOriginalsとModifiedの両方が読み込まれてしまったらしく同じ写真が2枚ずつでてしまった。
- ライブラリのアップグレードをあきらめ、新規で作りなおすことにした。
- iPhotoライブラリのパッケージ内にOriginalsフォルダがあるので、これを別フォルダへコピーする。
- ~/PicturesにあるiPhotoライブラリをリネームする。
- iPhoto'11を起動。ライブラリは新規作成。
- ライブラリに写真を追加する。先のOriginalsフォルダを指定する。写真を読み込み終わってから、終了中ですというメッセージでしばらく(1時間以上?)止まるように見えるが、辛抱強く待つと終わる。
おわりに
ライブラリを作りなおすせいか、いろいろ気になることが...
- アルバムはもちろん消える。
- イベントはフォルダごとに分割されるようだ。これのせいかフォルダ名YYYY/MM/DDが、ライブラリへ追加したときにYYYY:MM:DDになってしまった。
- AVCHDは読めるようになった。ただし、デジカメをMTPではなくファイルシステムとしてマウントしている場合のみ。