泥酔しているおじさんがバスのなかで立っていました。 ひとに絡むわけではなく、ただ酔っているだけ。 しかし、かなり吐き気をもよおしている様子。 はきそうになるたびに上を向いて耐える!! ほおは大きく膨らんでいて、いまにも破裂しそう。 約2分の周期でビッグウェーブがくるようで、そのたびに、この状態。 バスの乗客全員が注目する中、おじさんは淡々とこのルーチンを繰り返します。
不幸なのは彼の目の前に座席を確保してしまった女の子。 おじさんの口が破裂したら最後、噴水のようにふきでたそれがふりかかるのは間違いありません。 しばらく耐えていましたが、あわれ、座席を放棄しておじさんから離れてしまいました。せっかく座ったのにねえ。
けっきょく、おじさんは耐えきりました。敢闘賞。偉い。偉くはないか。