ぼのぼの29巻を買ってきた。高校生の頃から買い続けているまんがだ。1巻の最初のページに載っていた「ボクのお遊び」 の衝撃が、いまだに頭から離れない。今にして思うと、あれは日本のまんがが世界の最先端にたった瞬間だったのだと思う。美術界にシュール・レアリズムがあらわれたとき、演劇界に寺山修司があらわれたとき、同じような衝撃があったのではないか。
などという自分の思い入れとは関係なく、近年、ぼのぼのはツッコミができるようになり、シマリスくんは積極的にボケるといったキャラチェンジがなされた。また、初期の頃であれば汗だけで1ページ使っていたような展開も、2コマで済ませるほどBPMが速くなり、現在も連載が続いている。
ん、29巻について何も書いていない。アライグマくんは旅に出ました。