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tishi diary

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2011-08-20

_ [obs] Debian Lenny on OBS600

OpenBlocks600は純正のSSD/Linuxだけでなく、Debian Lenny(5.0)もインストールできる。 「」にしたがって作業すれば、基本的にはOK。前のモデルとは違って、U-Bootが載っているため、CF上のKernelからbootすることも可能である。 なのだが、NFSまわりで不具合が...
  • NFSクライアントとしてmountしようとするとSegmentation Faultがでる。showmountやdfコマンドでは見えないのだが、実際はmountされていて、ファイルシステムは見えるしumountも可能。
  • autofsカーネルモジュールが有効でないので、オートマウントできない。
  • デバイスファイルの位置がflashcfgの想定しているデバイスファイルとあわず、flashcfgがうまく動かない。デバイスファイルをmknodで手動でつくれば可能。
  • Linux Kernel 2.6.29のせいかとおもったが、同じKernelを使うSSD/Linuxでは問題なくNFS mount可能である。DebianはLennyがKernel 2.6.26、Squeezeが2.6.32なのか。Packageとの相性なのかなあ。

    _ [obs] Debian Squeeze on OBS600

    ぷらっとほーむからはOBS600用にDebian Squeezeのディスクイメージが提供されているが、CFからブートするイメージではない。これってRamdiskのファイルシステムにCFの内容をunionfsでかぶせるの? なんかよくわからないイメージである。というわけで、CFブートでSqueezeを動かすには、Lennyからupgradeするのがはやい。手順は「」に従って作業すればよい。/etc/apt/sources.listをsqueezeに向けて、apt-get update, apt-get upgradeして、再起動後、apt-get dist-upgradeでOK。

    ここまでやっても依然、NFSクライアントはダメである。Linux Kernelを上げてみるか…。

    _ [obs] Linux Kernel 2.6.29 to 2.6.32 on OBS600

    Linux Kernelのバージョンを上げてみる。OBSでネイティブコンパイルすると何時間かかるかわからない。幸い、SSD/Linuxのi386 VMWareイメージがある。これをつかってOBS600のKernelを含むファームウェアをクロスコンパイルで作成する。Kernel 2.6.32まではカーネルコンフィグの面倒無く上げられるのでおすすめ。SSD/Linuxのソースツリーには2.6.39まで存在するが、カーネルコンフィグが必要なのでおすすめできない。どう設定していいかわかんないし。

    クロスコンパイルは面倒なのだが、OBS600 Debian環境でのネイティブでのコンパイルはさらに面倒であるうえ、ramdiskブート用のファームウェアを作ることはできない。

    くわしくはこちら

    ここまでやったらさすがにNFSクライアントもSegmentation Faultすることなくmountできた。AUTOFSもだいじょうぶ。めでたしめでたし。


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